第44回MAF展 作品「Aoi」+表彰式
第44回MAF展 会場:代官山フォーラム
開催期間 2017年11月7日〜2017年11月12日
アクリルで囲った青をテーマとした写真作品の展示にて、内閣総理大臣賞を頂きました。
PROFILE
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大平 頼果
1990年 東京生まれ
2008年 正則高等学校写真部にて『写真甲子園』優秀賞、他多数 受賞
2009年 日本大学芸術学部 写真学科 入学
2013年 日本大学芸術学部 写真学科 卒業
2013年 写真弘社に就職 ラムダプリンター
2016年 株式会社ダイリンに転職 フォトデザイナー 現在
- Aoi - 作品解説 作品活動「青」シリーズから、今回は人の裏表な感情をテーマに立体物を取り入れた空間を取り込んだ作品を制作。 当時まだ5歳にも満たない自分が描いた「水色のチューリップ」。普通に考えれば赤や黄色を選ぶと思う。なのに自分はなぜその色を選んだのか。きっとそこからもう自分は、実際に見えているものとイメージの中にギャップが生じていたのだと思う。一面、青くしたいという元より私の持つ気持ちと、取り巻く環境の息苦しさや美しさを感じて欲しいと表現した。 また、ラムダプリントのクリスタルにこだわった理由は、写真技法の持つ魅力を最大限に生かしたかったから。デジタル画像を光に置き換えて印画紙に露光する技法の綺麗さを、生で感じていただきたい。
青色に対する思い 青色は、他のどの色よりも吸収されずに暗闇で最後に残る色。だからこそ、周りの環境から乖離したかった自分の居場所がこの場所だった。また、ここちよさや開放感。反対に、冷たさや寂しさをあわせもつ。 海は、近くで見たらこんな綺麗な色じゃなかった 雪は、凍てつく寒さの中に影を落とすだけだった 雪や森を選んだ理由は、音を吸収し、深々と静かになれる場所だったから。その中で、自分の青色を探して、見つけた。 何か深い理由があるわけでは無い、でもやんわり感じながら生きている。そんな不安定な自分らしさであるから、この色にこだわりがあり、イメージが強いのだと思う。